突然ですが、ぼくは仕事が長続きしません。
今までいろんな職場を巡っていきましたが、2年続いた職場は2社ほどです。
社会不適合者にとって、同じ職場を2年も続けるというのは奇跡に近いと思います。
今回は、そんな奇跡的に続いた2社で当時のじぇいがどんな立ち回りをしたが、どんなポジションだったかなどを踏まえながら、仕事を続けられるコツを少しでも共有できればと思います。
最初に言っておきますが、よくある「自己を見つめなおす」とか「将来のキャリアプランを分析する」等のアドバイザー的な内容ではありません。(もちろんそれらも大事だけど)

この記事ではあえてそういう一般論ではなく、ぼく個人のリアルな体験や視点をシェアします。社会不適合者として、等身大の意見を届けたいのです。
同じように「仕事が続かなくて悩んでいる」という人のヒントになれば嬉しいです。
出来そうな仕事を探す

よく「好きなことを仕事にしよう」と言われますが、どっちかというとぼくは「出来そうな事を仕事にしよう」派です。
なぜなら、好きなことを仕事にすると、途端にその好きなことが重荷になるからです。仕事としてやる以上、求められるスキルは今の自分の10倍くらい必要になることもあります。
そのプレッシャーに耐えきれず、結局「好きだったのに嫌いになってしまった」なんてことになりかねません。
だからこそ、ぼくは「好きな仕事」ではなく「出来そうな仕事」を探すようにしました。
「これなら自分でもできるかもしれない」「そんなに無理せずこなせそうだ」――そのくらいの気持ちで始められる仕事の方が、意外と長続きするのです。
「明日辞めよう」の精神

「これが終わったら辞めてやる」
「明日はもう行かないぞ」
そんな投げやりな気持ちが、意外と継続のカギになったりします。
ぼくも実際に「今日だけ行って、明日からは行かない!」と毎日のように念じながら出勤していました。
不思議なもので、それを繰り返していたら数か月が経っていました。辞めるつもりで働くと、逆に長続きすることもあるんです。
まあ本当に辞めたこともありますけどね。
控えめな存在になる

「出る杭は打たれる」ということわざがあります。まさに人間社会を一言で表していますよね。
ぼくが職場で意識していたのは、とにかく控えめに存在感を消すこと。
言われたことだけを淡々とこなし、最低限の挨拶はする。
当たり障りなく接していれば、良くも悪くも注目されなくなります。
周囲に目立たない“森の中の木”のような存在になれれば、余計なトラブルに巻き込まれることも減ります。
ポイント:人がたくさんいる職場で働く
さらにおすすめなのは、人数の多い部署や大きな職場で働くことです。人が多いほど一人ひとりの存在感は薄まり、良い意味で目立たなくなります。
ただし注意点として、人が多い職場ほど「変な人」も混じりやすいので、そこは割り切る必要があります。
アルバイトか派遣社員

「まんまお前やないかい」って言われそうだけど、はいその通りです。
正社員雇用には、確かにボーナスや安定といった大きなメリットがあります。その代償として正社員として働くというのは、会社のために粉骨砕身する存在です。
いかなる時も「すべては会社のために」を掲げながら日々働く事を強いられます。
ぼくにはその重荷が耐えられませんでした。
だからこそ、責任が比較的軽く、柔軟に働けるアルバイトや派遣という雇用形態を選ぶことで、なんとか仕事を続けることができたのです。

バイトや派遣に責任は無い!って言いたいワケじゃないよ
週3~4の仕事を探す

社会不適合者にとっての強敵…
それは、フルタイムの週5勤務です。
一日8時間を週5日繰り返す働き方は体力的にも精神的にも大きな負担となり、続かなくなってしまいます。
そこで選んだのが、週3〜4日だけ働くというスタイルです。
収入は減るかもしれませんが、余裕が生まれることで生活の質(QOL)は大きく向上しました。
週3~4で生活できない場合は、ダブルワークをする
「週3~4じゃ生活できないよ!」
そういう方におすすめないわゆる「ダブルワーク」という働き方です。
例えば、こんなかんじです。
職場A週3日 + 職場B週2日 = 週5日
こういう働き方にすれば、ひとつの職場における業務量も分散できます。
もし職場Bの時給が高ければ、単純計算で職場Aでフルタイム勤務するよりも収入が増えることもあります。
まとめ
ぼくが少しでも仕事が長続きできるようにした工夫は以下の5つです。
- 好きより「できそう」で選ぶ
- 明日辞めるつもりで働く
- 控えめな存在でいる
- 責任の軽い雇用形態を選ぶ
- 週3〜4日の働き方にする
無理に「普通の働き方」をしようとすると、どこかで必ず限界がきます。ぼくもその繰り返しで消耗してきました。
大切なのは、社会のルールに無理して合わせることではありません。
自分に合った働き方を見つけて、自分なりに生き延びること。
もし今「仕事が続かなくて苦しい」と感じている人がいたら、ぼくの経験が少しでも参考になれば嬉しいです。そして、あなたに合う働き方はきっと見つかるはずです。