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「NHKの解約はあっさりできる」は本当か?テレビ処分から解約まで筆者がやったこと

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皆さん、最近テレビを見ていますか?

ご家庭があったりお子様がいるとテレビを見るかもしれませんが、ぼくのような独身男性は完全にテレビを見なくなってしまいました。
“テレビ離れ”が囁かれる昨今、いっそのことテレビを処分したいという人も多いのではないのでしょうか?
しかし…

「テレビを手放したいけど、やり方がイマイチわからない…」
「NHKを解約したいけど、あっさり解約できなさそう…」

そんな疑問や不安を解消すべく、今回はテレビの処分~NHKの解約まで、実際にぼくがやったことを紹介していきます。

今回の記事は、テレビを手放した場合のNHK解約方法です。
あくまで筆者の当時の体験談なので、人によっては流れや必要書類が異なる場合があります。
また”契約者が亡くなった場合”や”名義を変更したい”などの方法は記載しておりません。

結論:思った以上にあっさり解約できた

いきなり結論ですが、あっさり解約できました。
とはいえ、テレビを処分した旨の証明書の準備、電話や書類の送付などいくつか段階を踏んだので、詳しく解説していきますね。

今回の記事の流れは、大まかに以下のようになります。

テレビ処分~NHK解約までの大まかな流れ
  • STEP1
    業者に依頼

    テレビを買い取ってもらう業者を探し、依頼する

  • STEP2
    売却証明書をもらう

    解約にあたって必須となる証明書をもらう

  • STEP3
    NHKに解約の電話

    NHKに電話し、解約したい旨を伝える

  • STEP4
    解約届を送付

    自宅に届いた解約届に必要事項を記入し、証明書を同封して送付したら完了!

なぜぼくがNHKを解約しようと思ったのか

実際にうちにあったテレビ

今回ぼくがNHKの解約に踏み切ったきっかけや、テレビを処分しようと思った理由です。

テレビを見なくなった

僕は昔からテレビを見ない人でした。
実家では家族がなんとなくつけているテレビを、なんとなく食事の時間に見る程度でした。

一人暮らしをしてから視聴目的でテレビを観ていたのは、年間で15~30分くらいだったと思います。

じゃあなんでテレビを購入したのか?
実家暮らし時代の習慣が抜けきれていなかったのと、ゲームがやりたかったからです。(ぶっちゃけゲームプレイが大半の理由です)

ゲーム機が壊れた

テレビを購入しNHK契約したものの視聴する機会は少なく、テレビの使用用途はAmazon Prime Videoかゲームがほとんどでした。
しかしある日、ゲーム機が壊れてしまいました。
以降テレビでゲームをしなくなったぼくは、テレビのリモコンに手を伸ばす頻度がますます減りました。

場所をとるので処分することに

プライムビデオはPCモニターでも視聴できるし、ゲームもPCでのプレイがメインになっていきました。
一方でテレビはというと、現代アートよろしく完全に部屋のオブジェと化し、ご覧のとおりスタンドもついていたのでかなり圧迫感があったのです。
そういう事で、テレビを手放す決意をしました。

買取業者へ依頼【テレビの売却】

捨てるにしてもリサイクル料金がかかるし、指定場所まで持っていけないし…そう思いネットで買取業者を探しました。
いろんな業者にメーカーや年式、状態をメールで伝え、見積もりを出してもらいました。

その結果、引き取り料がかかる業者がほとんどでした。

型が古く、引き取り料がかかる

2020年式のテレビだったのですが、業者に見積もってもらったのが2024年のこと。
およそ4年ほど前のテレビを売却することになるので、売れるどころかかえって引き取り料を支払うことになります。

じぇい
じぇい

家電の買取査定ってシビアなんだなぁ~…

結局お金にはならず…テレビスタンドとセットで無料回収という形に

その後も3,4業者ほど見てもらいましたが、結果は変わらず…
その中の1社だけ自宅に来てもらい、その場で査定してもらいました。
やはり引き取り料がかかるとの事でしたが、こんな一言が。

買取業者
買取業者

お持ちのテレビスタンドも一緒に買取希望でしたら、差し引きで引き取り料がかかりませんよ

うまく言いくるめられている気がしないでもないが、まあ他の業者も一緒だろうな…と思い、その場で承諾し、事実上無料回収となりました。
するとその場ですぐにテレビ本体とスタンドを回収してもらい、部屋が一気に広くなりました。

売却証明書をもらう【超重要!!】

ここで非常に大事になるのが、業者が手渡してくれる売却証明書です。
テレビを買取りましたよーっていう証明です。

NHK解約届と一緒に送付する重要な証明書です。
絶対に捨てないようにしましょう!
これが無いと解約は難しくなります。

通常の業者であれば、テレビを引き渡したら売却証明書はその場ですぐくれるハズなので、もし貰えなかったら

売却証明書みたいなのってもらえますか?

とその場で聞いてみましょう。

引き取り後の写真。こんなに広くなりました!

NHKの解約方法

さて、テレビを処分してもらったらいよいよ今回の本筋、NHKの解約です!

NHKふれあいセンターに電話する

解約にあたり、まずはNHKへの電話ですが、調べると色々な電話番号があります。
「どこに電話すればいいの!?」ってかんじですよね…
今回のぼくのケースでは、NHKふれあいセンターに電話しました。

NHK受信料の窓口-受信料関係のお問い合わせ先
放送受信契約の受付・受信料に関するお問合せ・受信相談のお問合せ・自動音声サービスのお問合せ先を紹介しているページです。

混み合ってなかなか繋がらない可能性があるので、平日の昼間などを狙って電話をするのがおすすめです。

解約したい旨と理由を言う

自動音声に従って進めていくと、オペレーターにつながります。そこで「解約したい」と伝えます。
この時に理由も尋ねられるので正直に答えましょう。
今回の場合、ぼくは「テレビを処分したから」と答えました。

住所、電話番号、リサイクル業者の会社名を伝える

現在住んでいる住所、NHKを契約した時の電話番号、そして買取業者の会社名も聞かれました。
とくにやましい事も無いので、すべて正直に答えました。
そして、こう伝えられました。

オペレーター
オペレーター

解約書類を後日送付するので必要事項を記入し、買取業者の証明書のコピーも同封して送ってください。

との事で電話は終了しました。
時間にしておよそ5分ほどだったと記憶しています。

解約届が自宅に届くので、必要事項を書く

次に、1週間くらいすると自宅に解約届が封入されている封筒が届きます。

封筒の中には、こういった書類が入っています。
2枚目の書類に必要事項や解約理由などを記載し、押印しましょう。

返信用封筒で返送する

同封されていた返信用封筒

必要事項を記入したら、買取業者の証明書のコピーも忘れずに同封し、同封されていた返信用封筒で返送します。

解約完了!

お疲れさまでした!これでNHKとの契約が終了しました。
数日すると解約完了届みたいなのが届き、年間払いの人はここに残りの期間の払い戻し金額が記入されています。

解約した後はどうなったか

これにて無事NHKの受信契約が解約できました!この時点でぼくやその身の回りに起きた変化が以下です。

部屋が広くなった

なんといっても部屋が広くなったことは大きなメリットです。
特に大きなテレビを処分した時ほど、そのメリットを痛感することは間違いないです!
(ウチは50型のテレビだったので、余計そう感じました…)

受信料を払う必要がなくなった

正直、これがテレビを手放す理由の一番ともいえるでしょう。
受信料の是非についてはここではあえて触れませんが、これを払わなくていいというのは大きなメリットですよね。
実際、買取業者の方も

買取業者
買取業者

テレビの買取で一番多い理由は、やはり受信料ですかね~

と言っていたくらいですからね。

今回テレビを手放したことによって、ぼくの契約の場合年間約1万2千円の節約に成功しました。

雑念が減った(ような気がする)

ボタンを押せば何かの情報が流れる…という機械が無くなったことにより、情報の洪水がおさまり、静かな部屋で自分のやりたい事に集中ができる…
物理的・心理的にも良い方向に作用している気がしてならないのです。

これぞ、現代の境地といっても過言ではないでしょう。

NHK解約の際の注意点

意外とあっさり終わったNHKの解約…ですが、いくつか注意点があります。

ネットでの解約は不可

2025年現在、残念ながらNHKの解約は電話でのみの受付となっています。
ですが、世帯同居に伴う解約の申し出はインターネットで受け付けているようです。
いつか通常の解約もネットでできるようになるといいですね。

ネットで解約することができないのか
NHKに寄せられるよくある質問をQ&A形式にまとめました

処分の仕方によって手続きが変わる

記事の冒頭でも少しふれましたが、「契約している本人が亡くなった」とか「名義を変更したい」という場合には、今回紹介した解約方法とは異なるかもしれません。

テレビを持っているのに”手放した”等の嘘はつかないように

テレビを持っているのに”手放した”と嘘をついて解約するのはリスクが高いです。

NHKが「証明書を提出してください」と求めてきた時点でバレてしまいます。その時に証明できなければ「やっぱりテレビ持ってますよね?」と判断され、解約できないまま継続請求される可能性が高いです。

最悪、訴訟や法的措置などといったトラブルに発展しかねないので、物理的にテレビを処分しましょう。

NHKの解約で気になること

NHKを解約したい方が気になっていることをまとめました。

Q:オペレーターが高圧的で辞められない?

ここがすごく気になるところだと思います。
すこし前、こういった話がまことしやかに囁かれ…

解約させてくれないんじゃないか…

と心配で解約に踏み切れない人もいるかと思います。

ご安心ください、オペレーターは懇切丁寧に対応してくれます。

ぼくも今回電話をかける時は、高圧的な対応をされるんじゃないかと期待していた不安だったのですが、まるで一流ホテルのフロントのように丁寧に対応してくれました。
実際ネットの体験談をみると、そういった感想がかなり多いです。

とはいえ、オペレーターも人間なので中には高圧的に接する人もいるかもしれません。
そういう場合は、NHKの相談窓口NHKご意見・お問い合わせフォームに連絡するのも手です。

Q:B-CASカードはどうするの?

テレビ本体に挿入していた、なんか小さくてあかいやつ。
テレビを手放した後は、自分で破棄もしくは保管してOKです。
今回のぼくの場合だと、買取業者から中に入っていたB-CASカードを渡されたので、いちおう今でも保管しています。

Q:再度受信契約の訪問が来たりしない?

今のところ来た事は一度もありません。

ただ、人によっては訪問員が再度訪問してくるというケースもあるようです。
そういう場合は、テレビを所有していない事をインターホン越しで伝えましょう。

まとめ

テレビ処分~解約までにかかった費用…ほぼ0円
テレビ処分~解約までにかかった期間…3週間~1ヶ月

NHK解約まで、意外なほどあっさりできることが分かったのではないのでしょうか?
お金はほとんどかかりませんが、解約までの期間は少し時間を要します。
ですがその期間中のほとんどは書類の到着待ちの時間なので、やること自体はいたって簡単です。

みなさんもテレビを手放し、悠々自適な毎日を送ってみませんか?

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